ミツバチについて

日本には、ハチミツを作るミツバチとして、セイヨウミツバチニホンミツバチが生息しています。

セイヨウミツバチとは

 国内にはおいて、蜜を集めるミツバチは主にセイヨウミツバチとニホンミツバチが存在します。しかし、一般的にはセイヨウミツバチをミツバチと呼ぶ事が多いです。セイヨウミツバチはヨーロッパ種とアフリカ種のミツバチの交配によって品種改良されたミツバチです。体長は12mm~14 mmで体重は 70mg~120mg。体色は黄褐色~黒褐色でり、黄色が強く目立ちます。行動範囲は巣箱から半径4kmほどと言われています。巣箱と蜜源との往復で約40mgの花蜜を運びます。単一の蜜源から花蜜を集める傾向が強いため、レンゲやアカシアなど蜜源がはっきりした単一種のはちみつを生成しやすいと言われています。ミツバチの群は1匹の女王蜂と2万匹~4万匹の働き蜂(すべてメス)で構成されています。

 日本には明治10年ごろに商業養蜂のため西洋から導入されました。ニホンミツバチ養蜂よりも生産性が高かったため、国内の養蜂はほぼセイヨウミツバチが占めるようになりました。現在、国内で流通している国内産天然はちみつのほとんどがセイヨウミツバチのはちみつです。


ニホンミツバチとは

ニホンミツバチは太古の昔から日本列島に生息しているトウヨウミツバチの亜種のミツバチです。雨が多く、豊かな森で囲まれた日本の風土に適応してきました。体長は 10mm~13mmで体重は60mg~90mgとセイヨウミツバチと比べると一回り小さくなっています。体色は黒褐色で全体的に黒っぽく、多少黄色みがかっています。行動範囲は巣箱から半径2kmほどと言われています。巣箱と蜜源との往復で約40mgの花蜜を運びます。様々な蜜源植物から花蜜を集め、巣箱内でブレンドし、熟成させるため、蜜源の種類や熟成期間によって、コクと深みのあるはちみつ(百花蜜)を作り出します。ミツバチの群は1匹の女王蜂と数千~2万匹の働き蜂(すべてメス)で構成されています。ミツバチの特性上、はちみつを採取するのは年1回で、採取量はセイヨウミツバチと比べて15%~20%です。そのはちみつの生産量はごくわずかで、市場に出回ることは大変少なく、幻のはちみつとも呼ばれています。

 記録に残っている限りにおいて、日本での養蜂は奈良時代まで遡れます。江戸時代まで日本人にとって、はちみつといえばニホンミツバチのはちみつだったのです。実際には、縄文時代の日本人もニホンミツバチのはちみつを食べていたと考えてもおかしくありません。