国東での農業研修始まりました

国東の石井ピュアファームさんでの農業研修がはじまりました。
1年間、福岡と国東の2拠点での活動となります。
平日は国東、土日は福岡滞在。
7月1日からスタートする予定でしたが、福岡でのミツバチの巣箱の日除け対策やら、福岡の畑で大豆を撒く作業やらで、1週間伸びてしまいました。
研修では既に他の研修生の方が4月からスタートしてましたので、今日は先生と先輩研修生と私の3名の作業となります。
1年間、時間があれば、農業研修での学びとニホンミツバチの話を絡めて投稿していきたいと思います。

農業研修での作業中の様子

私が研修で学んでいる石井ピュアファームでは無農薬無肥料、種は固定種での農法で、畑の中には種以外は何も入れません。
水やりもしないので、水分は雨水だけ。
なんで、雨のタイミングを見計らって種まきも行います。
梅雨が明けた今の時期、日照りが続くと種をまくタイミングが結構、難しいのです。
種が発芽すればその後は植物が自分達で頑張って根を下に伸ばし、自分達で勝手に大きくなります。
虫が来ても農薬は掛けません。
虫に多いに食われるものもいるけれど、多少食われても元気なものもいる。
その土地の環境に合ったものだけが生き残り、種が残る。
自然のまま。
まるで、ニホンミツバチのようです。

土中環境は植物たちが自ら作り、改善していくから、人間は不要なものを逆に取り除く作業に注力します。
草を刈っては外に出す。
すき込まない。
肥料を投下して大きくて立派な野菜を作ることをプラスの作業とするならば、石井さんところの自然農法はマイナスの作業じゃないかと思ってます(見た目はプラスの野菜作りが立派なのは間違いない)。
私がやってる養蜂もマイナスの作業が基本ですので、この石井さんの農法でも共感するところが多いのですちなみに、マイナスといっても、ネガティブな意味は含んでいません。
一般的な農法とは逆なので、最初にこの農法のことを誰かに話しをしても、みなさん理解してくれません。
栄養を外からたくさん補給しないと、立派な野菜に育たないと、思うのは私も最初はそうでした。

しかし、こちらの農法では野菜が育てば育つほど、土壌はどんどん良くなっていくし、穫れた野菜はおいしいときている。
それは、私が福岡でやってる畑でも実感しています。
先日穫れたジャガイモも美味しく育ってましたし、土壌も日々改善。
最近は美味しいコロッケがたくさん食べられるようになりましたし、先日、焼き肉といっしょにじゃがバターにして食べたら旨かった。

話が逸れましたが、マイナスの農法でも立派な野菜が育ち、土壌も改善されていく。
なぜなのか?
今後、それを理解して行く事になると思うのですが、今のところ、これは勝手な私の推測ですが、簡単にいうと、「愛」じゃないかと。

固定種の野菜が子孫の為に、自分達の代で土の中に栄養を蓄え、次の世代に伝えていく。
自分達が土壌中の栄養分を吸収して大きくなるだけではなく、次の世代が成長しやすいように土壌環境も改善していく二つの事を同時にやっている。
これって、植物の「愛」としか私は表現できないのですよね。

私は勝手にこのような解釈をしていますが、本当のことは植物に聞いてみないとわかりません。
ミツバチの事も私は勝手にいろいろと解釈して、皆さんにお話していますが、本当のことはミツバチに聞いてみないとわかりません。

まあ、畑で作業しながら、そんなことを考えながら、1年間、農について勉強してみます。
とりあえずは、自分で食べる分には困らない程度を目指して。
国東は夜空が綺麗らしいので、夜空も堪能したいと思います。
UFOも出るらしいですが。。。

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