ニホンミツバチの巣から採取出来るミツロウ

ニホンミツバチ養蜂で採取出来るモノとしてハチミツがあります。JBeeFarmでは春と秋にハチミツを採取していますが、ハチミツが詰まった巣からハチミツを分離した後に絞りカスが残ります。絞りカスの中には蜂の巣(ハニカム構造)を構成しているミツバチが体から排出した油(ミツロウ)と、幼虫などを育てた後に残る残留物などが混ざっていますので、沪過精製することでミツロウ成分だけを取り出すことができます。

ハチミツの絞りカス
沪過工程を終えたミツロウブロック

ミツロウはミツバチを誘引する際に巣箱の中に塗りつけたりして使用していますが、その他の使い道としてミツロウを材料としたものにキャンドル、ミツロウラップ、軟膏クリーム、クレヨン、木材塗料、フランスのお菓子カヌレなどがあります。

ニホンミツバチの蜜蝋で紫雲膏を作ろう!

JBeeFarmのミツロウのおすすめの使用方法は紫雲膏として利用することです。
かつての美魔女ブームでも紫雲膏が注目されたことがあるとかないとか。

完成した紫雲膏 赤は漢方薬の色です。

紫雲膏はTBSドラマ「JIN ー仁ー」のモデルとなった江戸時代の医者である華岡清州が考案した漢方薬軟膏です。紫雲膏は中国古来から伝わる製法を華岡清州が独自に改良を加え、改良しました。

紫雲膏は軽い火傷、ひび、あかぎれ、しもやけ、外傷、痔、あせも、湿疹、魚の目、シミ、皮膚炎、アトピー性皮膚炎など様々な皮膚トラブルに効果があるとのことです。また、血行促進効果のため、薄髪や肩こりなんかも効果があるとか(ご利用者の意見です)。

紫雲膏の素材である漢方薬は紫根(解毒、傷を治す、抗炎症など)と当帰(血行促進、鎮痛、潤肌等)、胡麻油(保湿、抗炎症、抗酸化作用)、ニホンミツバチのミツロウ(軟膏を固める)、豚脂(萬貞花:補虚、潤燥、解毒)のみです。手作りの紫雲膏はステロイド剤が入っていないので、安心して使用できます。

ちなみに、私は虫刺され、火傷、湿疹、リップクリーム、保湿クリーム、痔、ペットの傷跡処理、肉球保護などに利用しています。

JBeeFarmが特におすすめしたいのは、痔の症状です。切れ痔、いぼ痔、痔には本当に良く効きます。痔は一生付いて回る症状と諦めていましたが、塗ったら数日で改善しました。紫雲膏は粘膜系の炎症に良く効くみたいです。痔の症状を持ってるけど、恥ずかしくて病院には行けない隠れ痔主さんは身近な方でいませんか?そのような方にぜひおすすめください!長時間オフィスワークのサラリー満、長距離ドライバーさん、お腹をよく壊す人などにおすすめです。

紫雲膏作りワークショップも定期開催中

熊本の薬剤師さんとして活動されているwaeyakuさんは、JBeeFarmのミツロウを使った本格的な紫雲膏作りワークショップを定期的に開催されています。各地で年に1,2回イベントを開催していますので、ご興味ある方はwaeyakuさんのインスタにアクセスしてみてください。時々、JBeeFarm主催でも開催しています。詳細はイベントページをどうぞ。

【講師ご紹介】

Waweyaku(ワヱヤク)
熊本市の田園の中、夫婦ふたりでお一人おひとりに合った薬草茶の調合、気功治療、花療法をしています。

講師:かとう ゆうと
(薬剤師 ・花療法家)
15年間 調剤薬局・病院にて薬剤師として勤務。
症状の奥にある根本的な苦しみの治癒を求めて漢方薬・東洋医学・気功・ヒプノセラピー・フラワーエッセンスを学ぶ。2020 年より Waweyaku(ワヱヤク)を Open し、薬草茶、気功治療、花療法でクライアントさんをサポート。

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